M & Aとは
M&Aとは「Mergers(合併) and Acquisitions(買収)」の略であり、複数の会社を一つの会社に統合する(合併)、ある会社が他の会社の株式・事業を買い取る(買収)行為を言います。中小・中堅企業のM&Aの多くは、オーナー様が保有する株式を第三者に譲渡する「株式譲渡」、会社の全部または一部の事業を第三者に譲渡する「事業譲渡」の形態で行われます。
尚、株式譲渡は株主が当事者となるため譲渡代金は株主が受け取りますが、事業譲渡は会社が当事者となるため会社が受け取ります。
以下、譲渡側(売り手)・譲受側(買い手)に分けてM&A取引の目的を記します。
①譲渡側(売り手)
・後継者不在、人手不足深刻化等先行き不安により第三者へ譲渡
・事業方針・戦略上、複数の事業の内一部事業を第三者へ譲渡し重点事業に投資
②譲受側(買い手)
・既存事業の顧客層拡充、商圏拡大、人材確保等
・本業の周辺事業・新規事業への進出、新サービス・新技術の獲得等
M & Aと廃業の比較
後継者不在を理由とする中小企業の廃業が大きな社会問題となっていますが、M&Aは従業員の雇用、取引関係を継続できる最善の解決策であり、これにより廃業を回避することができます。尚、M&Aによる譲渡が可能かどうかは会社・事業分析の結果に依存しますが、財務状態・業績がある程度安定している会社様の場合は年商数千万円、従業員5~10名程度の会社でも譲渡できる可能性は十分にあります。
下表はM&Aと廃業を比較したものです。M&Aは様々な観点で廃業よりも有効な解決策です。
M & Aの進め方
M&A業務は譲渡をご検討されているオーナー様からのご相談から始まり、「事前準備」、「マッチング」、「クロージング」の順に進め、最終的に譲渡側・譲受側を当事者とする譲渡契約書締結、譲渡代金決済で完了します。
以下、M&A業務の手順を記します。
ji法律経営グループの特長
M&A関連業務は弊社グループ内の株式会社マネジメントブレーンM&Aアドバイザリー事業部が担当します。
担当者は20年程度のM&A業務経験、70件程度の実績を有しています。
以下、弊社グループの当該業務に関する特徴を記します。
①完全成功報酬制を採用、着手金等は一切不要
多くの同業他社とは違い、着手金・中間金等を一切請求しない完全成功報酬制を採用しています。
成功報酬は譲渡側・譲受側を当事者とする譲渡契約締結時点で発生します。尚、活動に要する交通費等の実費は別途ご請求させて頂きます。
②事業規模の大小を問わず対応
最低成功報酬金額を500万円に設定しており、1,000~2,000万円以上に設定している同業他社よりも比較的小事業規模のM&Aにも対応して
います。
財務状態・業績がある程度安定している会社様の場合は年商数千万円、従業員5~10名程度の会社様でもご相談に応じます。